脳疲労対策の相談
ビタミンCの約6000倍もの抗酸化力を秘めるアスタキサンチンや、アスタキサンチンをパワーアップするトコトリエノールについて研究する「アスタキサンチンラボ」。
このページでは、アスタキサンチンによる脳疲労対策について解説しています。
eスポーツなどのパフォーマンスを維持し続けたい方必見です!
今日の相談は、仕事も趣味もバリバリこなす、さとしさんの脳疲労に関する相談です。
私は企画の仕事をやっています。毎日がとても忙しいのですが、仕事はやりがいがあるし、とても充実しています。趣味は、スポーツ全般、なんでもやります。学生時代からやっているバスケットボールを今もクラブチームでずっと続けていますし、マラソンも年に3回は大会に出るようにしています。
公私ともに、とても充実した生活を送っていますね。
はい!責任のある立場になって、会議も多く、パソコンに向かう時間も多いです。頭もすごく使うようになりました。平日は、あまり身体を動かしていないのに、とても疲れた感じがするというか・・・体というより頭が疲れた感じがするのですよね。
そんな人にピッタリのアスタキサンチンの興味深い研究結果がでているのでご紹介しますよ。
疲労には種類がある。
疲労は時間経過で考えると、一晩寝たら回復する急性疲労、一週間以上続いている亜急性疲労、さらには6か月以上も続いている慢性疲労に分けられます。この6か月以上疲労が続いている人口は、2004年文部科学省疲労研究班の調査から推定した結果によると、3000万人以上で、これによる経済損失は1.2兆円だと言われています。急性疲労の段階で、十分に回復しないうちに、さらに疲労を積み重ねると慢性疲労に陥ると考えられています。
1.2兆円ですか!それは大きい・・・でも、疲れている人って忙しい人が多いから、どうしても積み重ねてしまうのでは・・・
確かにそうですね。忙しい人ほど、長く働いて、睡眠時間も短くなりがちですものね。
ただ、同じ仕事をしていても、人によって疲れ方が違うように思います。
疲労の原因となるストレスがあると、肉体も精神もダメージを受けます。これが疲労です。またそのダメージを頭で感じるのが疲労感といわれています。同じくらいのダメージを受けても、痛みのように感じ方が人によって違うんですね。
疲労する部位による分類もありますよね。スポーツをしたときの筋肉やパソコンやスマートフォンなどを見過ぎたことで起こる眼精疲労などは末梢疲労(肉体疲労)、頭を使いすぎたり、精神的な緊張が続いたときに起こる疲労は中枢疲労(精神疲労)といわれています。
たしかに最近は責任ある仕事を色々任されるようになって、緊張が続いているかもしれません。
でも、現代人の生活って肉体か精神、どちらかだけに負荷がかかることって少なくないですか?
特に情報化社会における現代人の生活は、知らず知らずに脳や精神に負荷をかけていることがたくさんあるのです。
確かに電車に乗っても、皆さんスマホばかり見ていますよね。これでは眼も疲れますが、脳のほうも休む暇がないですよね。
さらに、デスクワークばかりで身体を動かしたわけではないのに体が重くなったり、過酷なスポーツをしているとデスクワークをしていないのに頭がボーっとしたり。。。負荷がかかっている部位だけが疲労を感じているわけではないのです。 今まで、疲労感を軽減すると言われている成分を評価した試験は、肉体または精神どちらかの負荷しかかけていません。現代人の疲労感の原因は単独ではないことを考慮して、現代人に多い複合的な疲れに対するアスタキサンチンの研究成果が出たのでご紹介します。
身体と脳、どちらにも負荷をかけて疲労感を評価しました。
健常な男女38名(男16名、女22名、20~64歳)を2グループに分け、一方のグループにはアスタキサンチン配合カプセル(アスタキサンチン群:1日量アスタキサンチン12mg、トコトリエノール20mg)と、もう一方にはトコトリエノールのみ配合されたカプセル(対照群)を8週間摂取してもらいました。摂取前、摂取4週間後、8週間後に、精神的負荷として内田クレペリンテスト、肉体的負荷として自転車エルゴメーターのペダリングを30分間の両方を課しました。負荷前後の疲労感をVisual Analogue Scale(VAS)で評価してもらい、負荷後から負荷前の差を群間比較しました。その結果、8週間後に精神および肉体両負荷をかけ休憩をとった後、対照群とアスタキサンチン群を比べると、アスタキサンチン群は有意に疲労感が軽減しており、その疲労感を精神的なものと肉体的なものに分けて評価してもらった結果も対照群と比べて有意に軽減していました。
さらに被験者たちには、この時の疲労感に関係する細分評価をしてもらいました。 その結果、『肉体的』な疲労感に関係する『体の軽快さ』が、『精神的』な疲労感に関係する『頭の回転力』『集中力』『イライラ』『意欲』『気分』が、アスタキサンチン群では、対照群と比較して有意に軽減、もしくは軽減傾向となる結果が得られました。
たしかに、頭が疲れてくると、回転力や集中力が落ちて、イライラしやすくなりますね。
集中力が落ちてイライラすると、かえって仕事がはかどらなくなりますしね。アスタキサンチン群では、対照群と比べてイライラがかなり軽減されています。
精神的な疲労を軽減するのに最も良いのは、軽く身体を動かすことだということはよく知られていますが、本当に疲れてしまうと身体を動かすことさえ嫌になりますよね。
たしかに。大して身体は動かしていないのに、疲れて練習したくない時はあります。でも、身体を動かすと、かえって頭がすっきりしてよく眠れるということがあります。
情報化社会においてデジタル生活を送る現代人は、昔と比べて確かに身体を動かす量は減ったのですが、絶えず頭を使っていて疲労感がなかなか取れないようです。
仕事がデスクワーク中心になるだけでなく、休憩中でもスマホを見ている人がほとんどですが、これでは頭も休めない。。。
この試験では、頭への負荷として内田クレペリン検査といって、前半15分、休憩を5分はさんで後半15分単純な計算問題を被験者に延々と解き続けさせるものです。つまり、頭に休みなく負荷をかけているわけです。
想像するだけで、疲れますね。
本当にそうですね。さとしさんは、頭が疲労してくると、ミスをしやすくなるという経験はありますか?
もちろんあります。身体もそうですが、頭も使い続けるとパフォーマンスが低下していると感じます。
摂取8週間後に行った検査では、対照群において、後半15分の誤答数は前半に比べて3問多くなっていたのですが、アスタキサンチン群では前半とほぼ変わりがありませんでした。
脳のパフォーマンスが維持できるっていいですね。脳も持久力が必要です。
ところで、疲れている状態が続くと体調を崩しやすくなったりしませんか?
崩しやすい上に、なかなか戻らないですよね。
疲れは様々なストレスによって起こりますが、ストレスが続くと免疫が低下することが知られています。先の試験で、対照群では免疫力を示すマーカー(唾液sIgA)が有意に低下していたのに比べ、アスタキサンチン群では有意な低下はおこらなかったことがわかりました。
免疫力まで!
免疫力が低下するのは、加齢や食生活の乱れなどもありますが、ストレスによって自律神経が乱れたり、最近では腸内細菌も関係していると言われています。アスタキサンチンは腸内環境にも良いという研究結果もあるのですよ。
アスタキサンチンが、現代人が感じる疲労を軽減する作用があることはよくわかりました。疲労を感じていることが続くと健康上の問題もありますが、なにより毎日が楽しく感じれないのが問題ですよね。
幸せは、健康であってこそですよね。その点、疲労感を減らすことは、健康や幸せの基本なのかもしれません。
脳の持久力も興味がありますが、バスケットボールを続けるうえで身体の持久力もとても興味があります。一つの成分で脳と身体の持久力に期待できるって、他にはないですよね。
おっしゃる通りです。身体の持久力や腸内環境の研究結果もぜひご覧くださいね。