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過活動膀胱の相談

今回アスタキサンチン・ラボを訪ねてきたのは、頻尿や急な尿意が気になる「過活動膀胱」に悩む56歳のよしこさんです。

博士、ちょっと言いにくいんですけど、わたしは50歳を過ぎたあたりから、一日に何度もおしっこに行きたくなったり、突然行きたくなったかと思うとトイレまで我慢できずにもらしてしまうことがあって悩んでいます。病院に行ったら「過活動膀胱」と言われて薬を試したこともあるのですが、いまいち効果が感じられなくて・・・。外出してもいつもトイレのことばかり気になって、思うように楽しめないんです。

頻尿や尿漏れなどの症状が起こる「過活動膀胱」は、命に関わるような病気ではありませんが、日常生活を送る上で大きな支障があり、生活の質(QOL;Quolity of Life)が損なわれるという問題があります。不快感や不安感をなくしていつまでもはつらつとしていたいと思うのが当然ですからね。 女性に多いと思われがちですが、実は男性にもこの悩みを抱えていらっしゃる方はたくさんいるのです。 過活動膀胱にはアスタキサンチンの抗酸化作用が力になれるかもしれません。

ほんとうですか。詳しく話を聞かせてください。

それでは一緒にアスタキサンチンの抗酸化作用と「過活動膀胱」の関係をみていきましょう

そもそも「過活動膀胱」って?

過活動膀胱とは、「急に漏れそうなほどの尿意をもよおす」「夜中や日中に何度もトイレに行きたくなる」「急に尿意をもよおし、トイレまでガマンできずにもらしてしまう」といった症状症候群のこと。国内では810万人、40歳以上の男女の8人に1人がこの症状に悩んでいるといわれています。
医療機関を受診すると、抗コリン剤が多く処方されますが、抗コリン剤での改善は7割程度といわれています。

「過活動膀胱」は、酸化が原因?

最近の研究から、老化や様々な病気の原因は過剰な活性酸素によるからだの「酸化」現象であると考えられています。膀胱においても、老化など様々な原因で過剰な活性酸素によって、症状が悪化するといわれています。
そこで、アスタキサンチンの抗酸化作用が排尿障害症状に良い影響をもたらすのではないかと考え、研究を行いました。

8週間アスタキサンチンを摂取してもらいました

「過活動膀胱」と診断された人で、3ヶ月間抗コリン剤を飲んでも症状が改善されなかった31人(下部尿路症状を伴うIPSS 8以上の患者)を対象に、それまでに飲んでいた抗コリン剤に加えて、アスタキサンチン配合サプリメント(主要成分と一日当たりの含有量、アスタキサンチン12mg、トコトリエノール40mg、ビタミンC15.6mg)を摂取してもらい、その前後を様々な角度から評価しました。
 その結果、自覚症状のレベルを示すIPSS、生活の質を表すQOLのスコア、排尿症状が生活に及ぼすレベルを示す影響度スコア(BII)が改善されました。IPSSの各項目においても、頻尿、尿意切迫感、夜間頻尿、尿勢低下が有意に改善し、アスタキサンチンによるアドオン作用が示唆されました。

これらのことが、酸化ストレスの影響であるかを調べるために、摂取前後の体の酸化ストレス度合い(尿中8-OHdG)を調べると、こちらも摂取前に比べて摂取後に有意に低下しており、アスタキサンチンの抗酸化作用によるものと考えられます。

どうでしたか?「過活動膀胱」とアスタキサンチンの抗酸化作用の関係性はまだまだ研究中ではありますが、こうして少しずつ実証されつつあります。

そうですね! わたしも一度アスタキサンチンをためしてみようと思います。

アスタキサンチンの抗酸化作用を高める、「トコトリエノール」も一緒に摂ると、さらに期待が高まりますね。

トコトリさん、さすがですね。おっしゃるとおり、アスタキサンチンを摂るときは、トコトリエノールもぜひ一緒が良いでしょう。トコトリエノールの効果は、アスタキサンチン×トコトリエノールのページでくわしく解説していますので、みてくださいね。

抗酸化ということは、アンチエイジングにも繋がるということですよね。女性にうれしい美容にもとっても期待できるんですよ。

そのとおり。頻尿は加齢によっても起こることも多いので、当然若さとは無関係ではないはずです。そういった意味でも、アスタキサンチンを試す価値は十分あると思います。 女性が気になる肌美容に関する研究結果も出ているので、ぜひそちらもチェックしてみてください。