PET DISEASE

ペットの健康

いつまでの元気でいてほしいんです・・・

今日の相談は、最近ワンちゃんを飼い始めたくみさんです。

1年前から小型の室内犬を飼い始めました。名前はポコと言います。生まれて初めて犬を飼ったので、初めはわからないことだらけでしたが、いろんな本を読んだり、人から話を聞いたりして、最近やっと慣れてきたところです。まだ若いので、病気もしないのですが、色々な情報を集めていると、寿命のことや病気のこと、いろんな心配が出てきました。 人の健康に良いアスタキサンチンは犬にもいいのかなと思って相談に来ました。

最近は、ペットを飼う家庭が増えましたよね。私も、子供の頃には飼っていましたよ。大きな犬だったので、お散歩ではいつも引っ張られていましたが。家に帰ってペットがいると本当に癒されますものね。

抗酸化力の強いアスタキサンチンは、ペットの健康にももちろん期待できる研究結果がありますよ。ご紹介しましょう。

それは楽しみです!!

ワンちゃんの健康の悩みって?

そういえば、最近ペットを取り巻く環境は昔と随分かわりましたね。

そうですよね。私の子供の頃の記憶だと、家の外の犬小屋で飼われていることが多かったような気がします。うちでは飼えなかったのですが、よく給食のパンを残して、学校帰り道でよその家の飼い犬に勝手にあげてました。飼っている家もそんなに多くなかったように思います。

確かにそうですね。厚生労働省の統計からもわかるように、犬の登録数は1985年(昭和60年)から30年で2倍になっています。人口はそれほど増えていないにも関わらず犬の数は約2倍になっているんですね。

15歳以下の子供の数よりも、ワンちゃんやネコちゃんの数の方が多くなっているという話を聞いたことがあります。

そうなんです。近年は、独身者やシルバー世代、核家族の増加に伴い、ペットを飼う家庭が急激に増えています。室内で飼われることが多くなり、そのためか小型犬が7割以上を占めているそうです。また、医療技術の進歩によって、ペットの寿命が延びたことによる健康の悩みも増えています。

たとえばどんな悩みですか?

老齢犬になると、骨や関節、心臓や肺、泌尿器などの病気もかかりやすくなってしまいます。目も見えにくくなって、白内障や緑内障にかかってしまうワンちゃんもいます。

人間と一緒ですね。

そうなんですよ。ワンちゃんをペットというより、家族の一員と考える人が増えたので、このような病気にかからせないように、若い健康なうちから予防しようという考えが強くなってきています。

そういえば、糖尿病などの生活習慣病にかかるワンちゃんも増えているんですよね。

ついつい、かわいくておやつをあげすぎたりしてしまうんですよね。糖尿病になると、人間と同じように食事制限などがあって、ワンちゃんにとっても飼い主さんにとってもつらいことですね。他にも、生活環境の都市化や、飼い主と生活リズムを共にすることで、ワンちゃん自身も影響を受けて、熟睡できない、いわゆる睡眠障害になるワンちゃんもいます。

それも、人間と同じですね。

ワンちゃんが睡眠をとれなくなると、飼い主さんもぐっすり眠れなくなりますもんね。これでは、ワンちゃんも飼い主さんも体調を崩してしまいますね。

老化や、睡眠障害、病気などが原因で、ワンちゃんの知覚や嗅覚が低下してしまうこともあり、そうなると かわいらしく元気に動き回ることができなくなってしまいます。ちょっと、悩みの質は違いますが、ニオイというのも飼い主さんの多くが悩んでいらっしゃいます。

そうなんです。私は仕事があるので、日中はお留守番してもらっているのですが、家に帰るとやっぱりニオイが気になるんですよね…マンションに住んでいるので特に。消臭グッズは色々買ってみたりするのですが。

消臭グッズは確かにたくさんありますよね。でも香りのするものとかは、人間より鼻の利くワンちゃんにとっては強すぎて頭がくらくらしそうですね。

他にも、排泄物のニオイを消すサプリメントというのを見かけますが、腸内環境を良くしてニオイを抑えるというものが多いですね。腸内環境が悪いと、健康にも良くないですからね。

腸内環境を良くするといえば、アスタキサンチンにもその作用がありますよね!

そのとおり。それでは研究結果を詳しく説明しましょう。

アスタキサンチンがペットの健康に及ぼす影響

1.睡眠、感性、視覚に対する作用
犬29匹(体重2.2kg?27kg)それぞれに、1か月間特別な食事ではなく市販のドッグフードで飼育し条件を一定にしました。その後1か月間は、そのフードとアスタキサンチン錠剤を1日2mg(1日2回の食事、1回の食事につき1mg)与え、1か月前の状態と比べたところ、『熟眠』『感性』『視覚』について改善が見られました。
【各項目の評価基準】
・熟眠:熟睡するようになった、睡眠中に聞きなれない音がした時は敏感に反応した。
・感性:活発に走り回るようになった、表情が豊かになった、毛並みがよくなった。
・視覚:飼い主や対象物に対して集中して視線を向けるようになった、目やにが少なくなった。

2.便臭の軽減
3か月以上同じドッグフードで飼育された犬4匹に、アスタキサンチン錠剤を1日2錠(1.34mg)約1か月与えました。投与前後に排泄された糞をそれぞれ採取し、臭気測定装置※ではかったところ、摂取前に比べて摂取後の臭気が約60%軽減していました。

※KALMOR-Σ、(株)カルモア製

すごいですね。元気になった上にニオイも大幅ダウンで。

他にも、血糖値の高い犬に4週間食べさせたところ、4週間で62%も血糖値がダウンした結果もあります。

ヒトの試験でも糖尿病の指標として重要視されているHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が低下した結果が得られていますものね。

今日は、本当に勉強になりました。今日から早速ポコにもアスタキサンチンを食べさせようと思います。元気で長く一緒にすごせたらなって思います。

ポコちゃんはまだ若いですが、若いうちからしっかり予防が大切ですよね。元気で一緒に長く暮らせたらいいですね。

そうですね。病気になると薬を飲ませなければいけなくなりますし、そうなるとワンちゃんも 大変ですから、若いうちからしっかり対策ですね。

そういえば、私の友人のところに、14歳になるワンちゃんがいるのですが、1年程前から通院して薬を飲んでいます。そんなワンちゃんでも、アスタキサンチンを食べれば元気になりますか?

抗酸化力が強くて健康に良いアスタキサンチンですが、さすがに病気が治ったり若返ったりす ることはありません。ただ、長期間病気の治療のために、薬を飲み続けているワンちゃんにも良い結果があったことが学会で発表されたんですよ。

それはぜひ今度友人と一緒に聞かせてください!

そうですね。ぜひまたお友達といらしてください。人でも、眼精疲労や不定愁訴などに対するアスタキサンチンの研究結果があるのでぜひ見てください。