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眼精疲労の相談

今回のお客さんは、眼精疲労に悩むプログラマー、なおきさんです。

ぼくは仕事上、一日10時間以上パソコンとにらめっこしています。もちろんめちゃくちゃ目が疲れて大変なのですが、アスタキサンチンと眼精疲労って、何か関係はありますか?

遠くをみたり、近くの細かいものをみたりするには、実は眼の筋肉が大きく関わっています。筋肉に疲労物質をためないチカラに優れたアスタキサンチンですから、もちろん大いに関係ありますよ。アスタキサンチンと眼精疲労に関する研究を2つご紹介しますね。

ぜひお願いします!

眼の調節機能は筋肉担当!

下の図は、眼の断面の模式図です。普段私たちは、毛様体という眼の筋肉を動かして、カメラのレンズにあたる水晶体の厚さを調節して、ものを見ています。近くを見るときは毛様体筋を緊張させ、遠くを見るときは緩めているんですよ。

なるほど。パソコンの作業は、近い画面で細かいものを集中して見ています。ぼくの眼の筋肉は、ずっと緊張状態が続いているということなんですね。

緊張状態が続くと、眼の筋肉が疲労して水晶体の厚さの調節が遅れるので、ピントが合いにくくなるのですよ。身体の筋肉疲労にも良いアスタキサンチンですから、眼の筋肉疲労にもよいことが想像できますよね。

これは期待できそうですね。

調節力がアップし、眼の疲労感も軽減

眼精疲労を訴えるパソコン作業者26名を2つのグループにわけ、1日5mgのアスタキサンチン、またはプラセボ(アスタキサンチン0mg)を1ヶ月摂取してもらい、その前後に近点計*で眼の調節力(ピントを合わせる力で眼精疲労をあらわす尺度)を測定しました。その結果、プラセボを摂取した13名の調節力に変化はありませんでしたが、アスタキサンチンを摂取した13名は、調節力が平均約22%もアップしていました。また、アスタキサンチンを摂取した13名のうち7名で眼精疲労がなくなりました。
*1:D`ACOMO (株式会社 ワック)

眼精疲労のほか、肩、腰の痛みが改善した人も!

さらに別の研究で、眼精疲労をもつ健常成人40名を、20名ずつ2つのグループに分け、それぞれにアスタキサンチン(6mg)とプラセボ(アスタキサンチン0mg)を4週間摂取してもらい、機器計測*1とアンケート調査*2で、摂取前後の眼精疲労度を評価をしました。
その結果2週間後には、機器計測で眼精疲労度を表す「準他覚的調節力」が、プラセボグループで変化がなかったのに比べ、アスタキサンチン摂取グループでは大きく改善していました。また、アンケート調査でも、同じく2週間で『目がかすむ』『目の奥が痛い』『しょぼしょぼする』『目が疲れやすい』『まぶしい』『肩がこる』『腰が痛い』『イライラする』の8項目で、有意な改善が見られました。
*1:赤外線オプトメーター(アコモドメーターA-2000,ニデック株式会社)。
*2:VAS(visual analogue scale)を用いて自覚的眼精疲労度を測定した。

いかがでしたか?パソコンの作業は、眼の筋肉の緊張状態が続くために眼精疲労が起こるのですが、アスタキサンチンを摂取することで、機器測定のような客観的評価でも、アンケート調査などによる主観的評価でも改善されることがわかりました。アスタキサンチンの眼精疲労に関する臨床試験は、ここでご紹介した試験以外にも、下に示すように7つも実施されていて、全てに良い結果が得られているんですよ。

こんなにいろんな試験で眼精疲労が改善する結果が出ているんですね。僕も早速飲んでみようかな。

良い結果が出ているとはいえ、ときどき遠くをみてリフレッシュするなど、眼を休めてあげるのも忘れないでくださいね。

わかりました!眼の疲れだけじゃなくて、肩や腰の痛みまで改善したという感想まであるのは、本当に興味深いです!僕もぜひアスタキサンチンを飲んでみたくなりました!デスクワークですから、体中痛くて。

眼の筋肉疲労に良いことをお話しましたが、もちろん身体の筋肉にも同じような作用があるのですよ。アスタキサンチンには、疲労を回復するというより、疲労を起こりにくくするという作用があるのですが、それは 「疲労対策」の回にくわしく解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。