メタボの相談
えさにアスタキサンチンをプラスするだけでこの違い
今日は、最近健康診断で『メタボ気味』と言われて悩んでいるあきらさんの相談です。
秋の健康診断を受けたら、中性脂肪が高いと言われました。腹囲も測ったのですが、 基準値ギリギリですねと言われました。
メタボリックシンドロームというのは、内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をもっている状態のことです。あきらさんがギリギリだった腹囲は、男性は85㎝以上、女性は90㎝以上であれば内臓脂肪が過剰に蓄積されているということになります。メタボリックシンドロームの診断基準は厚生労働省のHPでも紹介されています。
あきらさんは中性脂肪が高いと言われたんですよね?
中性脂肪が高いというのは、脂質異常症のことで、その他にもコレステロール値、特に善玉コレステロールといわれている、HDLコレステロール値の低下が問題になります。
HDLコレステロール!確かに、その値も基準にギリギリでした!
メタボリックシンドロームって、食べ過ぎや運動不足のような悪い生活習慣の積み重ねが原因ですよね。
僕は学生時代はバレー部に入っていて、食べたい時に食べたいだけ食べても太ったことがなかったんです。今でも食べるのは大好きなので同じペースで食べているけど、運動はあんまりしなくなったなあ。仕事が忙しくて運動している時間があまりないんですよね。30歳を超えたころから急に太りだしましたね。
確かに普段仕事をしているとなかなか運動する時間もありませんよね。学生時代に運動をやっていた方が30歳を超えて太りだすという声は結構聞かれます。 上の写真は、高脂肪食(左)と同じものにアスタキサンチンを加えたエサ(右)で90日間飼育したマウスの写真です。アスタキサンチンを加えた食餌のマウスはほっそりスマートなだけでなく、毛並みなどの見た目もいいですよね。実際、左のマウスの体重は右の30%増なんですよ。
30%!体重60Kgの人間の30%増しなら、78Kgじゃないですか。それは大きな問題ですよ…体重を減らすということは、アスタキサンチンは食べる量を減らす作用があるのですか?
それが、この研究結果では食べた餌の量はほぼ同じなんです。さらにアスタキサンチンを摂取したグループでは体に蓄積している脂肪の重さも大幅に減少していたのです。
これは、まさに僕にもってこいじゃないですか。早く話を聞かせてください。
メタボリックシンドローム対策にアスタキサンチンが期待できる研究結果をいくつかご紹介しましょう。
アスタキサンチンが脂質異常症に及ぼす影響
血液中の中性脂肪値が、120~200㎎/dlの健康な男女(平均年齢44±8歳)15名ずつのグループに、アスタキサンチンカプセル(1日量6㎎、12㎎)とプラセボカプセル(アスタキサンチンが含まれていない対照カプセル)を12週間摂取してもらいました。それぞれのグループの摂取前後の低下率を比較しました。プラセボグループと比較して、アスタキサンチンを12㎎摂取したグループで中性脂肪の値が有意に低下していました。
すごいですね。12週間で25%もダウンだなんて!
摂取前の中性脂肪値の平均が全グループ約150㎎/dlだったのが、12㎎の12週間摂取で平均110㎎/dlまで下がりました。 また、あきらさんが、基準値ギリギリだったHDLコレステロール、さらには、生活習慣対策が期待されるアディポネクチンも同時に測定したところ、プラセボグループと比べて、アスタキサンチンを摂取したグループで有意に増加していたのです。
試験期間中の生活はどうだったのですか?
この期間特に食事制限をしたとか、運動を積極的にやったことはありません。普段通りに過ごしてもらっていますし、プラセボグループも含めて被験者自身にはアスタキサンチンをどれくらい飲んでいるかは知らされていません。
へえ!それはすごいな。ところで、中性脂肪が高いというと、周りの人に血液がドロドロだといわれたんですがどういう意味ですか?
ドロドロ血というのはよく話題になりますよね。悪玉コレステロールや中性脂肪が多くて、善玉コレステロールが少ない状態にあると、血液がドロドロして血管壁にこびりついたり流れにくくなるため、詰まってしまう可能性もあるのです。ドロドロすると、血管を流れるスピードが遅くなるので、そのスピードを測定するとドロドロかサラサラかがわかります。アスタキサンチンが血液サラサラに影響した研究結果もご紹介しましょう。
アスタキサンチンで血液サラサラ
20名の男性を2つのグループに分け、1日6㎎のアスタキサンチンまたは、プラセボを10日間摂取してもらいました。摂取前後に、血液流動性測定装置*1で血液通過時間を測定したところ、プラセボを摂取したグループには変化はありませんでしたが、アスタキサンチンを摂取したグループでは摂取前と比較して摂取後には有意に短縮されました。*1:MC-FAN(日立原電子工業㈱)
本当だ、サラサラになっていますね。もう、これはアスタキサンチンを飲むだけで解決じゃないですか!
いえいえ、メタボの予防には、やはり食事と運動が最も重要な要素ですから、まずはその二つを気を付けてください。ただ、重要な要素の一つである運動に、アスタキサンチンをプラスすれば、さらにうれしい結果が得られたのでご紹介しますね。
アスタキサンチンが内臓脂肪を効率よく燃焼
食餌と運動により、マウスを4つのグループ(普通食/運動なし、アスタキサンチン添加食/運動なし、普通食/運動あり、アスタキサンチン添加食/運動あり)に分けて4週間飼育し、内臓脂肪の重さを測定しました。その結果、食事制限なし(普通食)で運動するだけで内臓脂肪量は有意に減少しました。さらに運動ありの2グループを比較すると、普通食と比較してアスタキサンチン添加食グループでは、と内臓脂肪量は有意に減少しました。
普通食/運動なしとアスタキサンチン添加食/運動ありを比較すると体重あたりの内臓脂肪量が30%も減っていますよ。
すごいですね!運動するなら絶対アスタキサンチンと一緒に限りますね。
今日は、本当に勉強になりました。 今日から早速アスタキサンチンを積極的に摂ろうと思います。
アスタキサンチンの抗酸化力を高めるトコトリエノールも、ぜひ一緒に摂ることをお勧めします。
メタボ対策には、まずは食事、運動、ですよ。アスタキサンチンを摂るからと言って、暴飲暴食はいけませんよ。
体脂肪の燃焼効率がアップしたり、エネルギーとして脂肪が積極的に使われるなどの研究結果もあるので、ぜひ見ていってくださいね。